拓本風画像処理

以前、友人の依頼で、武田信玄公の軍旗(通称:風林火山)をベクトルデータで描き起こしたことがあるのですが、そのデータをお借りし、拓本風の画像処理を施したのち、書道用紙に出力し、掛軸に仕立てました。

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カテゴリ
電子化・印刷
作業種類
大判少部数印刷
作品サイズ
幅約350mm×高さ約1350mm(半切)
参考価格
¥31,500
基本料金
¥9,900(新表装)
トレース
¥24,000(データ作成)
画像処理
¥0(サービス中)
印刷代
¥1,200
用紙代
¥1,000(裏打ち代のみ)

元データ

友人の依頼で制作した、掛軸風のタペストリー(壁掛け)です。文字があまり上手に見えませんが、さまざまな資料から、当時使われた軍旗の雰囲気をできるだけ再現しようとしたためです。掛軸風のデザインを施し、インクジェット用ポリエステルに一体で印刷しました。

作品部分は、紺地に金をイメージした黄土色でしたので、文字が滑らかすぎる印象はこれにはありません。しかし、書道用紙にベクトルデータの印刷は、滑らかすぎて筆で書いたようにならないことが予想され、一工夫する必要があると思いました。

背景画像

ベース画像の元は、30年ほど前に岩手県平泉の中尊寺の土産物店で売られていた、芭蕉の句碑の拓本です。これをスキャンし、文字部分をほかの部分で埋め、上下で濃さがかなり違ったので、180°反転させたものを2枚重ねてベースのデータを作り出しました。

画像処理

拓本のベース画像に白黒反転した画像を重ねると、いかにもそのような石碑があるかのような作品ができあがります。お客様の、数日前に筆で書いた作品も、あっという間に数百年たった古典に? 線の細い作品、かすれの多い作品などには不向きですが、筆遣いや構成などで面白い作品ができるかと思います。

軸装

印刷後、お手軽表装の新表装で掛軸に仕立てました。拓本風の画像処理に加え、表装したことにより、もはや印刷であることが分からなくなります。

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